【実施報告 Part2】”女性部下を持つ管理職研修” を担当しました

広島県の事業で、” 女性部下を持つ管理職研修 “を2社担当しました。
昨日のPart1に続いて、報告、気づいたことを紹介したいと思います。

昨日の記事はこちら

相手の真意を聞くために

Part1の最後に「大切なことは、自分の一方的な視点ではなく、相手の真意を聞くことが重要です。」と伝えました。

「傾聴」「承認」など共感型のコミュニケーションスキルを磨くことで、個人として相手を理解しようとすることや、個々人の違いを受け止め、歩みよることが出来るようになります。

一方で、コミュニケーションスキルのすれ違いの事例でいうと、「有能性証明欲求」というものがあります。
管理職や男性によくあると思いますが 、答えを聞かれているわけではないのに、つい答えを言いたがることです。
この背景には、自分が有能である部分を認めてほしい、という有能性に対する証明欲求があると言われています。

部下や女性は、ただ話を聞いて、「大変だったね」「頑張ったね」「助かったよ」と共感して欲しいだけかも知れません。
相手に「自分のことを理解してくれている」と思ってもらえないと、信頼関係は築けません。ぜひ、相手は何を求めているのか、を 少し意識してみて下さいね。

仕事を抱え込まないために必要なこと

今回の研修の目的の中に、「自分でやった方が早いからと、管理職が仕事を抱えてしまいがちなので解消したい」というご希望がありました。

昔の年功序列とは異なり、年下上司・年上部下が当たり前になったり、様々な雇用形態の部下をマネジメントする必要があります。
管理職が自分でやればいい、というスタンスでいると、部下が育ちません。

「自分はこの役割として、どういうチームを創りたいのか」を考え、想いをしっかりと共有し、上司と部下の双方でゴールを擦り合わせていくことは大切です。部下のやる気を引き出す、共感型のサーバントリーダーシップにも繋がっていきます。

アサーティブコミュニケーション

自分と相手を大切にする表現技法のアサーティブコミュニケーションは、 相手への配慮ができ、且つ、自分の意見も伝えられるスキルです。
仕事を抱え込みがちな方に、役立ちます。

自己表現の3つのスキル

1.アグレッシブ:攻撃的表現。自分のことだけ考えて他者を踏みにじる
2.ノンアサーティブ:非主張的・受け身的表現。他者を常に優先して自分のこ
とは後回し
3.アサーティブ:自分のことをまず考えるが、他者も配慮する

具体例をあげてみます。
部下に仕事をお願いしたところ、「忙しいので出来ません」とあっさり言われてしまった。 自分もスケジュールいっぱいの中、どうしても重要な仕事が出来ない。そんな時、みなさんはどうしますか?

一例ですが、こんな感じでしょうか。
1.アグレッシブ:「いつも忙しい、とか、出来ないって言うよね。言われたことをやってよ。」(余計に相手が怒りそう)
2.ノンアサーティブ:それじゃ、仕方ないね。私がなんとかするのでいいです。(嫌な気持ちになったり、部下への憎悪感が増しているかも)
3.アサーティブ:忙しい中お願いして、本当に申し訳ない。この業務は会社のみんなにも影響を与えるくらい重要なんだ。だから、〇〇さん一人で難しいなら、 他にも誰かと協力してこの仕事をお願いできたら、本当に助かる。
やってもらえないかな?

それぞれ、受ける印象が違いますよね?
自分で抱え込んでしまう人は、2.ノンアサーティブの傾向が強いのではと思います。自分のタイプをぜひ、考えてみてくださいね。

アサーティブコミュニケーションの効果

効果としては、
・風通しのよい職場になる
・チームワークがよくなり、生産性が向上する
・ハラスメント予防になる
など、 建設的な結果が出やすく、豊かな人間関係を築きやすくなります。
何より、お互いにwin-winというのは、良いですね!

アサーティブコミュニケーション実践のためのポイント3つ

1. 相手への尊重を示す誠実な態度と言葉
2.感情を相手が受け止めやすい言葉で伝える
3.前向き、肯定的な表現を、I(アイ)メッセージで伝える

実践するためには、 相手への思いやりを持ちつつ、自分の状況や考え、想いをしっかり相手・部下に伝えることが大切です。
傾聴や認知承認などを心がけて、相手に心を寄せましょう。

最後に

研修の最後の全体シェアでは、こんな感想がありました。

「傾聴をしているつもりだったけれど、なんとなくやっていたことに気づいた。
相手の求めていることを理解し、今日教えていただいた傾聴スキルを使ってみたいです」

傾聴スキルや認知承認など、別の機会でお伝えできればと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あなたのしあわせとチャレンジをいつも応援しています。