40代以上で書類通過しない理由は、年齢のせいだけではない!?

40代以上の方で、なかなか書類選考が通らない、という話をよく伺います。

「きっと年齢のせい」と思っている方!!
それは書類の書き方、アピールの仕方が原因かもしれません。

今回は企業人事担当者が見ているポイントを幾つかお伝えしますので、参考になれば嬉しいです。

求められる経験が変化している


先日、ある元役員の方の書類選考がお見送りなったとき、思わず、その理由に唸ってしまいました。
というのが・・・

「Webマーケに見識がなく、Selesforceを自分で設定変更したりできるイメージも持てませんでした。
一社に長くいらっしゃり50歳過ぎているということで、環境適応懸念もあります。
メンバーかマネジメントチームからの信任を得るのは相当なハードルがあると思うので難しいです。」


いかがでしょうか?
この方が応募したのは、ベンチャー企業の「COO兼事業責任者」ポジション。
企業経営全般の知識やその企業が活動しているマーケット全体を理解し、そこに収益機会を見出す力が必要です。
事業立ち上げ~事業黒字化~マネジメントまで実績のある方でしたが、そこはあまり評価されませんでした。

もちろん、COOポジションはハードルが高いことは承知しています。
ただ、最近は事務・アシスタントでも、Salesforceの使用経験を問われたり、選考時に実技テスト(※)があることも!
※ワークサンプル面接(事前に送ったお題に対して資料を作成し、ディスカッションを行う)
   Slackを使用しながらの実技試験など(社員とコミュニケーションを取りながら、課題を時間内に仕上げるなど)


つまり、ITツールを使いこなさないと、マネジメントどころかコミュニケーションすら取れない可能性があるのです。
特に、コロナ以降、リモートワークが多くなった中で、これまで部下に「これをこうやって作って~」などと気軽に口頭でお願いしていた資料作成も、指示をすべてslackやChatworkなどで行うようになっているのです。
もしお願いした書類が希望通りではなかった場合は、相手ではなく、自分の指示が悪いということになりますので、気を付けて下さいね。

ITを苦手だと感じさせない書類通過のコツは?

では、どうすればいいの?と不安になった方も多いかも知れません。
まずは、仕事で使用している連絡方法、管理ツール、資料作成ツール、使用システムなどを記載しておくと良いと思います。

■ポジション共有
Salesforce:営業進捗管理、顧客情報管理、見積作成など
Sansan(名刺管理ツール):顧客の連絡先確認や共有
Slack/Chatwork/Google Work Space/Office365:社内のコミュニケーションツール
Gmail:主に社内外との連絡を行う際に使用
Excel/Googleスプレッドシートの基本操作(各種IF/各種LOOKUP/INDEX/MATCH程度の関数、ピボットテーブルによる集計が可能であること) 
Powerpoint:提案書作成など  ※部下にお願いしていた方は自分で0から作成できるように!
Zoom/Teams/Google Meetなど:オンライン会議システム
【尚可】
SQLへの理解(Microsoft Access/BigQuery等) ※記述ができなくとも、書かれてあることが理解できれば歓迎
Excel Macroへの理解 ※記述ができなくとも、書かれてあることが理解でき、軽度な修正ができれば歓迎
SalesForce/Kintoneの利用経験 ※どんなことが出来るのか、ある程度の理解が出来ている
ソーシャルメディア:LINE、Twitter、Instagram、Youtube、Voicyなど ※個人利用でもフォロワーが多いと評価させる場合も
Photoshopやillustrator:広報やクリエイティブ職の方


■その他
職種によって使用システムが違うと思うので、記載しておきましょう。
例)経理財務の方:勘定奉行、弥生、マネーフォワード クラウド、Freee、魔法陣、など

さらに、システム導入に携わった経験もしっかり記載してアピールしましょう。

 

こんなタイプは小さな一歩から


過去の事例を伝えますので、自分もそうかも、と思ったら、すぐにアップデートに取り掛かってください!
そもそも、自分はそこそこ使えているという方も、客観的にみると低いケースも多いので気を付けましょう。

1)自分で書類をPDFに出来ず、事務職の奥様に毎回やってもらう。
       部下に資料作成やオンライン会議の設定をしてもらっている
     
      ベンチャー系の役員、マネージャー層は、当たり前ですが、自分でサクサク資料作成できます。
      自分で紙に書いたものを人にお願いするのであれば、自分でそのまま作成したほうが早いです。
      側に教えてくれる人がいるのであれば、是非、自分でできるように覚えましょう!

2)基本的なWord、Excel、Power pointや、ショートカットキーなどあまり使えない
      スピード感ある会社に勤務していた方は大丈夫だと思いますが、大手や老舗企業にいた方は、自分のこれまでのペースは世の中よりも遅い
      かも知れません。自分基準でなく、ちらっと周囲を気にしてみてください。 
      もし遅い場合は、ショートカットキー、単語登録、タッチタイピング(ブラインドタッチ)など工夫をしてみましょう。
      ※これは私自身の経験でもあります。
          機械メーカーから人材業界に入ってGapに驚きました!
          社員の若さ(顧問の次に私が最年長、社長の方が若い)と、みんなのITスキルの高さに驚いて、2日ほどでショートカットキーを覚えま
          した、苦笑。

3)苦手意識がある
      そもそも、「本当に、ITは苦手~」という方は、試しに LINEから始めてみるのはいかがでしょうか?
      LINEを使っているご家庭は多いので、誰かに教えてもらえます。
     そこから少しずつ、使いこなしていくと理解しやすいと思います。

    

ITリテラシーが低くて不安、という方は、Youtubeなどで検索するといずれも解説動画がありますので、どんなものか見ておくことをお勧めします。お子さんがいらっしゃる方は、こどもたちは感覚で使いこなせますので、教えてもらうと良いですね!
ただ、やってもらうのではなく、自分で使いこなすことが目的です!

最近のITツールは触っていると感覚的に使用できるようになっていますので、一つ慣れると、どれも使えるようになってきます。
これからの時代、さらに新しく、より簡単に使用できるものが増えてくると思いますので諦めずに、慣れるまで、続けてください。

最後に

先日、ある50代女性から御礼の連絡がありました。
面談で、上記を含む、職務経歴書の書き方をアドバイスしたところ、それまで全然書類通過しなかったのに、複数社で内定を頂けたとの事。
とても喜んでいらっしゃり、私もお役に立てたことが嬉しかったです。
この方はとても素直で謙虚だったので、すぐに実行し、決定したのだと思います。

もしも、面接に進んだ場合は、会社のコミュニケーションツールなどを確認しておくと、事前に自分で学んでから入社することもできます。
企業側に、意欲がある方だと伝わるかも!

ぜひ、選考通過を年齢のせいにするのではなく、自分自身で自分の事をいつの時代もアップデートさせてくださいね。
私も50代なので、この文章を綴りながら、自分にも言い聞かせています。

今回の内容が、あなたのウェルビーイングなキャリアのお役に立てたら、嬉しいです。
あなたのしあわせとチャレンジをいつも応援しています。

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