よくあるお悩み事例 ケース5「読書が苦手で積読になってしまうんです」

2023年7月27日

ケース5「読書が苦手で積読になってしまうんです」

私が所属しているウェルビーイング心理教育アカデミーのナビゲーター有志で、ウェルビーイング・キャリア研究会を立ち上げていますが、
7月から隔週で「読書会」をはじめました!
開催報告はこちらをどうぞ:https://ameblo.jp/keyrolecareer/entry-12813583239.html

多くの方から、「なかなか本を読み切れない」「読むのに時間がかかる」「一言一句読まないと進めない」など、積読になってしまう、という声があがってました。

私自身は幼少期から本が大好きで、小学生の頃から、趣味が読書。
悩んだ時は人に相談するよりも、本から必要な答えやアドバイスを得ているタイプ。
学生時代は、シリーズや作家ごとにすべて読み切ることに達成感を持っていたのですが(例:星新一を制覇など)大人になってから、より多くの本を読みたいという想いもあり、速読や多読術を学んだこともありました。
その上で、自分なりの読み方や、読書に関する考えがあるので、もし参考になれば嬉しいです。

■ 「読書」のハードルを下げてみよう

読書に苦手意識のある人の話を聞いてみると、
・全部読まなくてはいけない
・一言一句読まないと気が済まない
・内容を理解しないと進んではいけない
・読み終えないと、他の本を読んではいけないように感じる
・人よりも読むのが遅い
と感じているようです。

あなたはいかがですか?

速読や多読で、納得したのは、「この本から何を得たいか」を意図してから読み始めるということ。
極端な話、答えが得られたら目的は済んだので、他は読まなくてもいい、のです。
本のジャンルによりますが、ビジネス本やHOW TO本などは、無駄な部分を読むよりも、この方法だと、知りたいことが早く得られます。
このくらいの軽やかさだと、気持ちが楽になるのではないでしょうか。

■1冊の本 or 同時に他の本を読む?

1冊の本を読み切らないと、他の本を読めない、という方も多く、他の本と内容が混ざるのでは?と感じる方もいらっしゃるようです。
そうすると、どんどん、積読になっていきますね。

私の場合は、数冊の本を同時に読んでいます!
気分や場所によって、「寝る前だから、ゆっくり味わえるものがいいな」とか、「いま、移動中だからKindleの本」のように選択しています。

そして、想像していた内容と違ったり、興味が湧かなかったり、文章が好きでない時は、無理して最後まで読み切らないものもあるし、飛ばし読みをして読み切る場合もあります。
課題図書などの場合は別として、本もご縁なので、合う・合わないはあります。
苦手意識がある方は、まずは、興味があるものや、読み切れそうな本(薄いものや写真やイラストが多いなど)で慣れていくのもお勧めです!

■読書好きの私が行き着いた今の読書法は?

いま、私自身はどのように読んでいるのかをお伝えしますね。

まず、「本」か「kindle」か、ですが、「Kindle」があれば、そちらを選んでいます。
理由は、場所を取らないことと、携帯でも読めること、マーカーやタグが付けやすいこと。
さらに、一番重要なことは、キーワード検索ができること!
例えば、キャリアやウェルビーイング、ポジティブ心理学に関するものなどは、コンテンツを創る際に、キーワード検索ができると、とても便利です。

読書会では、リアルの本の方が、ページ数がわかり便利なので、両方購入しています。
ちなみに、うちの娘もかなりの読書好きですが、ページをめくるときの感覚が好きらしく、「本」の方が好きだそうです。
そういう、「身体感覚」(紙の匂いが好きなども)は、感情や記憶に残るので、とても大切な気がします。

読み方については、先程お伝えした通りに、この本で何を知りたいのか、を意図してから読むことが多いです。
難しいことではなく、「この本から、●●の情報が得られたらいいな」というくらい。
その上で、最初から全て読んでいきますが、知りたいことや興味ある内容を読んで、あとは、飛ばしたり、流し読みをしていきます。
全体的に「こういう内容が書いてある」ということは頭に入れておきます。
頭の中にざっくりとした内容がはいっているので、何カ月~何年かしてから、「そういえば、あの本に書いてあったな」と想いだし、重ね読みすることも多いです。

一方で、味わいたい本は、じっくりと、1ページずつ読んでいます。
どの本でも、筆者(登場人物)との対話だなと感じているので、本によって読み方を変えるのは、友達との付き合い方にも似ているなと。
1対1で会ってじっくりと対話を楽しみのもいいし、ワクワクと弾丸トークで肝心な話だけ覚えているような時もありますよね。
こうやって、ずっと同じペースで、というよりは、緩急をつけて読むことって、実は肝ではないかと感じます。

そして何より、自分にとって、どんな形が心地よいか、を考えて、「●●しなくちゃ」「●●すべき」を外すと、もっと楽に読書を楽しめるのではと思います。

私のおすすめ本を毎月1日に3冊(キャリア、ウェルビーイング、その他)、公式LINEで紹介しています。


あなたのしあわせ✕キャリアをいつも応援しています。