最近暑さが戻りましたが、涼しさに慣れてきていた
だけに、身体にこたえますね。
今月上旬に、恥ずかしながら顎が外れました。
顎近辺を自分でマッサージしたところ
なんとか口は閉じましたが、左の歯が嚙み合わず、
数ミリ浮いている状態に!!
隙間が出来て噛めないので、整体で治していただくまで
結局2日ほどゼリーやおかゆを食べて過ごしました。
普通に嚙めることって、なんて素晴らしいのでしょう!
食事がとても美味しく感じられて、幸せ感満載でした♪
そして、普通に噛んで食事が出来ることを当然と
思いこみ、いかに慣れていたのかを、痛感しました。
いまは、顎と歯を大切にしなくては!
しっかり最後まで治さなくては!
と思っていますが、次第にそんな気持ちも
薄れている気がします。
そんな自分を反省しながら、ふと、
「快楽順応」という言葉を思い出しました。
人間は知覚の変化や生理学的な変化に、驚くほど
すばやく慣れてしまうということで、
「生理的適応」や「感覚順応」とも呼ばれています。
確かに、先週までの涼しさから、ここ数日の35度超え
の暑さに順応できなければ、私たちは病気になって
しまうので、生きるために必要なものだと思います。
ソニア・リュボミアスキー著
「幸せがずっと続く12の行動習慣」の中には
研究者たちは、「味わうこと(Savor)」を
「喜びを生み出し、強化し、長続きさせる」ことが
できる思考や行動として定義しています。
とあります。
身体が不自由なく動かせること、
普通に不便なく生活できること、
家族が健康で過ごせること、
「当たり前のこと」を、順応してしまうのでなく
きちんと「味わう」と、とても温かな気持ちになり
感謝の想いが湧き出てくることを、今回実感しました。
仕事に関しても同じかも知れません。
転職相談で、時々、
「前の会社でもっと頑張れば良かった」
という後悔の言葉を伺うことがあります。
どんなに良い環境にいても「快楽順応」で
慣れてしまうのではないでしょうか。
前著に拠れば、この要因は2つあり、
1つは、より強くなっていく願望、
もう1つは、まわりの人との比較、
とあります。
例えば、飲み会などで学生時代の友人や、
同期の話を聞いて、
・もっと自分は活躍できるはずだ、
・ここにいても先が見えている、
・さらに年収の良いところにいきたい
などと考えてしまうことは誰でも1度は
あるのではないでしょうか。
向上心から来る想いであれば、
悪いことではないけれど、現実を見ずに、
単なる不満と欲望からくる動機であれば、
冷静に自分を見極めてくださいね。
そんな時は一度、現状を味わってみてください。
意外と恵まれていることに気づき、
感謝の気持ちが出て、やる気が出てくるかも
知れません!
あなたのチャレンジと幸せをいつも応援しています。
あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが
輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる」