よくあるお悩み事例 ケース8 「仕事で貢献できているのでしょうか」

ケース8「仕事で貢献できているのでしょうか・・・」

アシスタント職やバックオフィス系の方からお話を伺うと、営業職のように分かりやすい定量的な基準で実績をあげる訳ではないので、なかなか貢献している実感が湧きにくいようです。
同様に感じている方がいれば、ぜひ、ヒントにしてくださいね。

■実績は、定量的・定性的の両面で捉えてみる

定量的・定性的な視点で、自分の仕事や業務内容を考えたことはありますか?

・定量は、物事を数値や数量で表すことができる要素のこと。
・定性は、物事が数値化できない要素のこと。

例えば、私は1社目のメーカー勤務時代、「改善提案」というものがあり、自分の業務をどのくらい改善したか、を、改善提案用紙に「定量」「定性」の両面で記載し、提出する、ということを毎月行っていました。
このお陰で、自分の業務をこの両面で見直す癖がつきました。

■定量的とは?

定量的とは、具体的に数字で表せることです。

例1)経費削減例
A社という運送会社にお願いしていたが、他社にも見積もりを取ったところ、B社は1件につき100円安いことが分かった。
B社に乗り換えることで、1日10件発送していたので、100円✕10件/日 ✕ 20日分=20,000円/月
→ 20,000円✕12カ月=240,000円/年 経費削減できた。

例2)時間短縮の例
これまで紙で記載・計算していたものを、Excelに入力→自動計算したことで、1日30分の短縮✕20日=600分⇒月 10時間短縮。

このように、数字で表すことができるものです。
転職活動をしている方は、職種が営業以外だったとしても、数字で語れることは、ビジネスでは大切です。
上記を参考に、職務経歴書に、数字的な要素を記載してくださいね。

■定性的とは?

先程、定量的なことを伝えましたが、特に具体的な成果を語れない、と言う方もいらっしゃると思います。そんな方も、必ず、何かで貢献していますので、安心してくださいね。

先日、「強み✕キャリア」プロファイルを受けてくださった事務職のHさんは、「仕事で貢献できていない」と仰っていたのですが、じっくりとお話を伺ってみたところ、素晴らしい貢献をされていました!

⇒ Excelが苦手な同僚は仕事が遅く、会社でお荷物扱いをされていた。
空いている時間に、同僚にExcelの使い方を教えてあげたところ、普通にPCを使用できるようになった。会社を辞めようと思っていたが、仕事を楽しめるようになったと、同僚から感謝された。

一見、大したことが無いように感じるかも知れませんが、同僚が 0.5人分の仕事しかできていなかったところ、1.0人分仕事ができるようになったなら、生産性向上という側面で、会社や同僚に貢献していますよね!
また、同僚が退職せずに、スキルが上がったということは経費削減にも繋がっています。

実は自分で気づかずに、このように会社や同僚に貢献している方は多いのではないでしょうか。
みなさんのちょっとした配慮が誰かの役に立ち、自分では気づかないけれど、もしかすると、定量的な要素以上の貢献に繋がっているかも知れません。

他者への貢献は、自分の強みを知らずに発揮していることが多いので、自分の強みへの理解を深めることで、感じやすくなるかも知れません。

きっと、あなたは、さまざまな側面で、何らかの貢献をしていると思います。
もし、自分では気づけない、と言う方は、「強み✕キャリア」プロファイル や、転職を検討している方は「転職相談」へお気軽にお問合せくださいね。

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