週休3日時代がやってくる?

2022年1月8日日本経済新聞電子版に、ウェルビーイングや働き方
に関係する興味深い記事がありました。
それは、 パナソニックが希望者を対象に週休3日を導入する方針を表明した
ということ。
「従業員のウェルビーイング(幸福感)を担保する」という狙いで
副業や地域ボランティアなどの社外活動を後押しするそう。
パナソニックだけでなく、週休3日以上を計画している企業が増え、
より働き方の多様化が進む流れがきているようです。



実は3年ほど前に、私が通っていた大手人気美容院で
週休3日を検討しているという話を聞いていました。
美容院はハードワークなイメージだし、人気の店なので
本当に休んで大丈夫なの~と驚いたのですが、
良い人材を確保し、離職防止するためには、
働き方を変えていく必要があるとのことでした。
先見の明がある企業だと益々ファンになりました。

週休3日で検討している企業が多いようですが、問題はないのでしょうか?
以下、日経電子版の引用です。
週休3日のメリットは多い。英レディング大学の19年の調査では週休3日を
導入した英企業の6割超が生産性が改善したと答えた。19年に週休3日を試験
運用した日本マイクロソフトでは9割の従業員が週休3日を「評価」し、電力消費の削減効果なども見られた。

これを見る限り、生産性の面でも、環境面でも、効果がある企業が多いようです。
しかしながら、大手企業は様々なリソースが充実し、週休3日に
取り組めても、中小企業で、そもそも人材が全く足りていない場合
難しいのではないか、と感じます。

一方で個人的に感じるのは、ウェルビーイングは、大手企業が
経営方針としてトップダウンで行うよりも、個人ひとりひとりが
多様な人(同僚や友人以外の違う環境の人)と共に
ウェルビーイングを学ぶ方が気づきが多いのではないか。
やらされ感があると、幸福度は上がらない場合も多く
主体的に行動していくボトムアップ型の方が、幸福度があがるのでは
と思っています。
中小企業はひとりひとりの変化が、会社に与えるインパクトも
大きいので、大手企業より可能性が広がり、メリットが大きいのでは
ないでしょうか。

弊社で開催しているウェルビーイング講座は、
経営者、様々な企業の人事や総務、管理職の方、
個人事業主など様々な方が受講してくださっています。
某企業様からは、弊社講座に、社員の方が個々に参加して
くださっています。
立場、企業、環境が違う人同士が対話することで視野が広がり
視座が変わり、より気づきが得られたと感想を頂いています。

2022年はウェルビーイング元年とも言われています。
ウェルビーイング(Well-being)は「良い状態」「良い在り方」
辞書的な意味としては「幸せ」「健康」などがありますが
特別なことや、難しいこと、高額をかけて学ぶものではなく、
当たり前で、シンプルなものです。

働いている人、いない人、全ての方にウェルビーイングの
基礎知識を学んでいただき、時代の流れに乗っていただき
変化の時代を軽やかに楽しく過ごして頂くコツを得て
いただけたら嬉しいです。

【 ウェルビーイングの基礎講座 はこちらをどうぞ】
・ウェルビーイング・ベーシック講座
・ストレングス・アプローチ講座
https://wellbeing-education.org/seminar/well-being-basic/