社会的なつながりと幸福について

春分の日が過ぎ、寒暖差があるものの、
春の訪れを確実に感じるこの頃
みなさん、いかがお過ごしですか?

 
お陰様で、株式会社KEY ROLEは、
3月17日に丸3年を終え、4年目に突入致しました。
これもひとえに、皆様のご支援のお陰と心より
感謝申し上げます。

 

 

あっという間の3年でしたが、一番変化したことは、
自分の周囲の「ヒト」です。
もちろん変わらずに親しくさせていらっしゃる方も
沢山いますが、様々な、年代、職業、すまい(地域)
の方とのつながりが増え、多様性が広がりました。
さらに今年1月から、もっとみなさんの幸福の
お役に立ちたいと考えて、
ウェルビーイング心理教育アカデミー(※)
で学んでいますが、驚くほど多種多様な方と
知り合うことが出来て、幸福度が高まりました!!
※https://wellbeing-education.org/

 

 

ちなみに、ウェルビーイングとは?

“Health is a state of complete physical, mental 

and social well-being and not merely the absence

 of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、

肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること。

(日本WHO協会訳)”   社団法人日本WHO協会サイトより

 
この講座の中で、「幸せと関連する要因」について学びました。
それによると、
地位財(所得、社会的地位、物的財)よりも
非地位財(社会的なつながり、健康、人のためになる活動など)
の方が、幸せが長続きするというデータがあるそうです。

 

非地位財の「社会的なつながり」については、慶応義塾大学大学院
SDM研究科 幸福学の第一人者 前野隆司教授の著書
「幸せのメカニズム」によると、

「親密な他者との社会的なつながりの多様性」と接触の頻度が
    高い人は主観的幸福が高い傾向がある、一方、つながりの数は
   主観的幸福にあまり関係しない (松本&前野 2010)

という理論があり、

「友達が多様な人には幸せな人が多く、
    友達が均一的な人には幸せではない人が多い」
という統計的な結果があるそうです。

 
私自身、多様な方々との関わりの深さや信頼関係は、
出逢った長さとは関係ないことを実感していますし、
様々な価値観に触れることで、視野が広がりました。

また、何かあった時に、相談できる人が多いことは
安心感につながっています。
あくまでも主観的な感想ですが、実際に転職のご支援でも
多様なつながりの重要性を感じています。

 
例えば、服飾系の学校を卒業された方には、
キャリアチェンジしたいけれど、「アパレル」関連でしか
働けないと思っている方が沢山います。

そこで、一旦、視野を広げて頂くために、
アパレル関連以外の友人、趣味の友達、転職エージェント、
他業界に転職した知人など、これまでの人間関係とは違う
関わりを持っていただくと、他の仕事でのイメージが
広がってきます。
実際に、その後、他業界・他職種に転職していく方が
多くいらっしゃいます。

 
LIFE SHIFT(リンダ・グラットン著)の中に、
多様性に富んだネットワークの必要性について、
・古い友達の一部は疎遠になる。もっともよく知っている人は、
    変身を助けるのではなく妨げる可能性が高い
・新しい職を得るときに、情報を親しい友達から聞くことはあまりない。
    有益な情報はたいてい、友人の友人などそれほど緊密にない
   知人から寄せられる。

とあり、納得しました。
確かに、自分のことを良く知っている家族や、友人の方が
「らしくないよ」と止めることが多いかも知れません。
でもそれは、可能性を妨げることにもなりかねません。

 

 

親密な友人を大切にしながらも、新しい友人を増やすことが、
これからの人生戦略として幸せにつながるのではないでしょうか。
まもなく4月。
環境が変わる方も多いと思いますが、是非、多様なつながりを
意識して、幸福度を高めて下さいね。

 

お祝いのお花を頂戴しました。有難うございます!

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「あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが
輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる」