前向きな「意味づけ」で良い結果を手に入れよう

こんにちは、株式会社KEY ROLE 兼吉です。

先日小4の娘の塾の保護者会に出席しました。
教室長から伺ったお話から感じたことを
シェアしますね。

「1月に入り、埼玉、千葉の中学受験が始まりました。
中には残念な結果の人もいるのですが、
その結果の意味づけを悪い方に結び付けてしまうと
そのままトラウマになって全部失敗することがあります。
お子さんだけでなく、保護者の方もです。
『あ~、もっとこうしておけばよかった』
『〇〇だから、ダメだったんだ』
でも結果が出た後は、幾らでも言い訳出来るのです。
その意味づけが正しいか分かりません。
反省しつつも、気持ちを切り替えて、前を向くしか
ありません。学力だけでなく、小6年の2月に
どれだけ冷静に大人になっているかで決まります」

こんな内容だったと思います。
正直、ハッとしました。
小6で、この気づきを求められるのか~、と。
親としてはどんな結果も冷静に受け止めて、
こどもと共に前向きな「意味づけ」を
しようと肝に銘じました。

結果が出た後ならば、どの様にでも言い訳出来る。
本当にその通りですね。
自分の都合がよい方に、自分の視点・価値観で
「意味づけ」する場合が多いからです。

例えば、上記受験の事例をイメージすると
A:あの問題が解けなくて今回落ちたけど、
本番までに苦手なところが分かって助かった!
やり直して、完璧にしておこう。
B:勉強が足りなかったから落ちたんだ。
もっと勉強しておけば良かったな。
きっと、他も落ちてしまうだろうな~。

Aは乗り越えられそうですが、Bは正直心配ですね。
ものごとの捉え方次第で、目の前にある状況の
乗り越え方は変わりますね。

アドラー心理学でも、こう言っています。

いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも
失敗の原因でもない。
われわれは自分の経験によるショック
──いわゆるトラウマ──に苦しむのではなく、
経験の中から目的に適うものを見つけ出す。
自分の経験によって決定されるのではなく、
経験に与える意味によって、自らを決定するのである。

出典  「嫌われる勇気」岸見一郎・古賀史健著 (2013)

実際に、転職相談や面接の中でも、
経験に与える「意味づけ」によってトラウマに
なっていることが良くあります。
客観的にお話を伺いつつ、質問したり、
違う見解をお伝えしてみると、
「考え過ぎだったかも知れません!」
「そういう考え方もあるんですね」
「自分にそういう発想はありませんでした!」
などの言葉が出てきます。
そして、視野が広がり、晴れやかになる方
が多くいらっしゃいます。

どのように「意味づけ」するか、
はとても大切です。
そこから学び、気づき、感じることは、
今後の成長や、やる気に密接に繋がるからです。
前向きな「意味づけ」をすることは大切ですが
もし、それが自分では出来ないときは、
周囲に相談したり、キャリアカウンセリング
を活用してみて下さいね。

皆さまのしあわせとチャレンジを応援しています。

そして、全ての受験生と保護者の皆さまが
前向きな「意味づけ」で、納得できる結果を
手に入れます様に!


あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが
輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる」