事務職の上司へのアピール法

こんにちは、株式会社KEY ROLE 兼吉です。

このコラムを読んでくださっている方は
事務職の方も多くいらっしゃると思いますが
なかなか評価されないと悩んでいる方も
いらっしゃるかと思います。
今回は「事務職の上司へのアピール方法」を
お伝えします。

今、事務職の方やアシスタント職の方は
AIの普及で、将来なくなる仕事の中に
度々取り上げられ、不安を感じているかも
知れません。

現在は女性活躍推進法などにより
状況は良くなっているとは思いますが、
私が一般職として事務をしていた
1990年~2000年代は女性社員への研修機会が
少なく、評価制度も上限があり、
ガラスの天井にぶつかりました。
そんな状況で多くの先輩・同僚・後輩が
退職していきました。
一方で、後輩男性が上司になったり、
出世していくことに対し、納得できず、
何度も悔しい思いをしてきました。

そのような環境の中、正直、仕事への
モチベーションをあげることが困難な時期
もありました。

私の場合、約94%の社員が男性という企業で勤務し
取引先も男性ばかりの男社会。
社内で英語を学ぶ機会があり、上司が人事に対し
推薦してくれた時にも人事から直接電話があり、
「早慶明治卒ならまだしも、女子大出身の君に
なぜ英語学習の機会を与えなくてはならないんだ」
という今から思えばパワハラ的な言葉を受けました。
この言葉の衝撃は今でも忘れられません。

そんな状況でしたので、会社から期待されない
のであれば、自分自身で目標を作ろうと思いました。
例えば、私は輸出業務をしていたので、
社内で一番貿易について詳しくなろう、と。
アフタースクールで貿易実務について学ぶことで
他社の貿易担当者達と知り合いになりました。
他社では男女関係なく活躍出来ることを知り
刺激になり、自分の仕事観が変化しました。
いま、悩んでいらっしゃる方は視野を広げるために
外の世界を知ることをお勧めします。

 

また、事務職では、営業ではないからと
あまり数字を意識せずに仕事をしがち、
かと思います。
日頃自分で気づかないだけで、
実は効率化を考えて仕事をしているのでは?
自分の業務を定量的に考える癖をつけましょう。

例えば、今まで毎日1時間かかっていた仕事を
30分で出来るようになれば、30分の時間削減。
1ヵ月20日出勤とすると、
30分× 20日=600分=10時間
時給を仮に 2000円とすると、
10時間× 2000円=20000円/月
20000円×12ヵ月=240,000円/年のコスト削減です。

こんな風に数値化してみると、自分の貢献度が分かり
上司にもアピールしやすくなると思います。

今後も、アピール方法についてお伝えしたいと思います。
少しでも皆さまのお役に立てたら嬉しいです。

皆さまのしあわせとチャレンジをいつも応援しています。

あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが
輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる」