ウェルビーイング的視点で見る青山学院大学の駅伝が強い理由

お正月といえば「駅伝」が人気ですが
今年も青山学院大学が優勝しましたね!
私は大学時代から30年以上、駅伝ファンです!?



青山学院大学の選手たちはいつも楽しそうで
タスキを渡した後も倒れ込むこと無く
元気なイメージがあります。

原監督のご指導は、他の監督たちとは違うように
感じています。
例えば、作戦名から、面白いです!
2015年「ワクワク大作戦」初優勝
2016年「ハッピー大作戦」2連覇
2017年「サンキュー大作戦」3連覇
2018年「ハーモニー大作戦」4連覇
2019年「ゴーゴー大作戦」2位
2020年「やっぱり大作戦」優勝 ※5度目
2021年「絆大作戦」4位
2022年「 パワフル大作戦 」総合優勝 ※6度目

優勝後のインタビューでも、選手の事を
「本当に素晴らしい。カッコよかった」と
称えていました。
選手たちの強みや良い面を見て、
フィードバックするからこそ、選手が自信を持ち、
イキイキしているのではと感じます。

原監督は直前のインタビューでこう答えていました。
「 青山学院、昨年は無冠で終わりました。
今年の出雲駅伝も全日本大学駅伝も準優勝。
あと一歩のところに落ち着きました。しかし我々は力があります。
コロナの中、日本国も少し経済も心も低迷しています。
でもそんなもんではありません。
力を結集して98回箱根駅伝優勝に向けて頑張りたいと思います。」

この監督の前向きさや希望を持ち、突き進む姿に
選手たちは伝播されているように感じます。

心理学者のバーバラ・フレドリクソンは著書
” ポジティブな人だけがうまくいく 3:1の法則 “
でこのように伝えています。

このメタ分析(※)による結論は、
ポジティビティが人生の成功を「反映している」だけではなく、
成功を「生み出している」ということでした。
※ ポジティビティに関する研究を徹底的に集め、
集まった300近い研究を統合したもの。27万5千人に関するデータ。

ポジティビティ(自己肯定的な心の状態。
感謝、愛情、楽しみ、喜び、希望、感動など幅広い肯定的な感情)
は精神の働きを広げ、視野を拡大します。


視野が広がると、直面する問題に対処できるばかりではなく、
ポジティビティがいっそう強まります。
つまり、ポジティビティと広い視野が高め合う、
「上昇スパイラル」が起きるのです。
これは、成長と「繁栄(フラリッシュ)」に続く道を開きます。


青山学院大学のポジティビティは、理に適っており、
駅伝のように、気温や天候、駆け引きが刻一刻と
変化する中で広い視野で判断し、最善の結果を導く
根拠になっているとも言えます。

さらに調べてみると、青山学院大学では、
次世代Well-being project として、
http://www.cc.aoyama.ac.jp/~well-being/index.html
運動選手(スポーツ)の競技能力改善 などにも
取り組んでいる様子。

抜粋すると・・・
青山学院大学が取り組む「次世代Well-Being」とは、
すべての人々が良好な状態で生活する社会を目指し、
個人に最適なサービスを提供する為にその人から
取得したデータを活用する枠組みです。


駅伝選手がこのプロジェクトに対応しているかは
分かりませんが、このような情報もきっと
監督の耳に届いていることでしょう。

エビデンスを基に、良好な状態で取り組める環境を
アップデートし、常に柔軟に対応しているのだと
推察します。
青山学院大学、まだまだ、強そうな感じですね~。

とはいえ、今年の駅伝で5位と大躍進の東京国際大学
大志田秀次監督は、様々な記事によると、大学駅伝界で
「いい人」で有名らしく、その大志田監督に育てられた
榎木和貴監督(中大出身)が率いる 創価大も7位と注目校!

「いい人」という言葉は抽象的なので分かりませんが、
ウェルビーイングに関係していそう!?
この辺りは、今後も情報収集していきたいと思います。

伝統校にも頑張って欲しいですが、 新興校の動きも
見逃せなく、やっぱり駅伝を見てしまいます、笑
ウェルビーイング的側面から見ても面白いですね!

あなたのしあわせとチャレンジを応援しています。