これからの時代は「言葉で伝える」

こんにちは、株式会社KEYROLE 兼吉です。



まもなく「平成」という時代が終わり、新しい元号
になりますね。


時代の変化とともに、「言葉で伝える」ということが

今まで以上に大切になってくるのではないかと、
最近ひしひしと感じています。

 

 

これまで日本人は「阿吽の呼吸」「以心伝心」「行間を読む」
など、
言葉を介さずに察知する文化や価値観を大切に
してきました。

確かに、日本人の相手への配慮や心遣い、察知力は、
世界に誇る
素晴らしい強みと感じています。

 

 

一方で、言葉をきちんと伝えないことで、問題に
なっていることが
沢山あるように感じています。

領土問題だったり、韓国とのいろいろな問題だったり。

日本人からすれば、これまでの歴史や背景を見れば
世界の国々はわかってくれるだろう、と思い
しっかりと言葉を伝えないでいると、
他国は自分たちの正当性を主張して、
誤って伝わる可能性があるのでは、と
最近、懸念を抱いています。

 

最近、退位間近である天皇のお言葉が、ニュースで
取り上げられていますね。

昨年12月23日のお言葉の中で、皇后美智子妃殿下
への労いの言葉が
印象的でした。
日本の男性が、公的な場で、お伝えになるのは
個人的には驚きであり、グローバルな価値観の
天皇陛下だからこそ、と感じました。
また、昨日のお言葉の中でも、
象徴としての立場の難しさだったり

美智子妃殿下の歌になぞらえて、
国民への思いをお伝えになったり

制限がある中でもできる限りの想いを、
言葉でお伝えになっていると
感じました。
※ 因みに、私は左派でも右派でもなく中立です。


このことからも、これからは
「言わなくても分かってくれる」
では済まされない
時代になってきているように感じます。

 

これは私たちの仕事や日常の中でも同じではないでしょうか。
例えば、こんな方は多いのではないでしょうか?


アシスタントがいる方は明確に指示をしていますか?
気持ちを汲んでやっておいてくれるだろう、ではなく
明確な指示と感謝の言葉を伝えてはいかがでしょうか?



上司からのニーズがはっきりしてないけれども、
なんとなく
こんな感じでいいかな?と自分視点で
仕事をしていませんか?

求められていることを確認することで、修正が減り、
仕事の効率が
あがり、ストレスも減るかも知れません。



伝えることが面倒だから、頼まず、自分でやってしまおう。
いつも自分で仕事を抱えてしまうと、自己流になったり
後輩や部下の成長に繋がらないかも知れません。



以前転職をした女性が、
「今の会社は働きやすい環境になったけれども、
  上司からの指示が曖昧でモチベーションがあがらない。
  前職の時は上司が、どこに向かっているのか、
  何のためにするのか、目的を明確にしてくれていたので
  仕事がしやすかった。」と話していました。
このことから、言葉で明確に伝える大切さを感じました。
  

 

しっかりと言葉で伝え、さらに、日本人の強みである
察知力が
加われば、最強ですね!
もっとコミュニケーションが円滑になり、無駄が減り、
働きやすくなって、
生産性が上がると考えています。



いまの子どもたちは、授業の中で、
グループディスカッションや発表で
伝えて、聞く練習をしています。
正解だけでなく、プロセスを伝えたり、
言葉のやりとりの中で
学んでいます。


おとなである私たちも新しい時代に向けて
言葉で伝えることを意識し、さらなるキャリアを
磨いていきたいですね。

 

あなたのしあわせとチャレンジをいつも応援しています。

あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが
輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる