こどもだけでなく、大人も変化が必要

おはようございます。
気温は低いものの、春の明るさを感じる朝ですね。

 

先日とあるワークショップに参加してきました。
そのテーマは、「未来に生きるこどもの育て方を考える」というもの。
2020年にはセンター試験が廃止され、新しいテストが導入されると
少し前にニュースでも話題になりましたが、
求められるものが、これまでとは異なり、
「適合力」から「創造性」へ変化するというのです。

 

「2011年にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業後
今は存在していない職業に就くだろう」
by ニューヨーク市立大学大学院センター教授 キャシー・デビッドソン

 

人工知能に代替されない、クリエイティブな仕事や、ホスピタリティが
必要な仕事であり、「自分独自の視点(意見)」を持てるかが、
評価される時代が迫って来ています。

 

この変化は、今の子供達だけの問題ではないと受け止めています。
子供たちを育てる親、そして、社会人になった時に彼らを教育する
管理職、先輩達、である大人が、この変化を知っていないと、大きなGapが
生まれてしまう。 ここに、私は大きな危機感を感じています。

 
先日、某企業様の採用説明会に伺いましたが、求める人物像について
「私達がこの項目全て出来ているとは限りませんがこの様な人材を求めています」と。
そこに、違和感を感じました。
もし本当にこの様な素晴らしい人材を紹介したとして、彼らが活躍出来る場は
ここにあるのだろうか。
既存のモノゴトとは違うことを提案した際に、受け入れる度量をお持ちなのだろうか、と。

 

逆に、中途採用の要件も、今までよりも「創造性」が求められています。
つまり、主体的に行動できる、か。
先日、営業職経験ある求職者の方に、営業も含んだマーケティングポジションを
ご紹介したところ、質問がありました。
「とても興味があり応募したいのですが、マーケティングの知識がないです。
大丈夫でしょうか?」
皆さんでしたら、いかがでしょうか?
あくまでも私の私感ですが、「出来ないけれど、良いか?」ではなく、
「今は足りていない部分もありますが、現在マーケティングについて独学で勉強しています。
入社までに基本的なマーケティングの知識をつけ、入社後出来る限り早く、
キャッチアップします。  その分、営業面でカバーします!!」
という主体性を見せるべきではないでしょうか?

 

考えてみれば、時代の流れを察知し、古いものに執着するのではなく、
独自の視点を持ち、主体的に取り組む人達が新しい時代を創る、
ということは歴史が証明しています。
幕末の動乱を経ての明治維新も、産業革命も、さらにずっと前の時代から
人間はそうやって進化したのだと思うと、しっかりとバトンを次世代に渡さなくては、
という責任を感じますね。
「古いものを大切にしながらも、人間はより良い方へ進化していく」
そう考えて、少しずつでも成長していきたいですね。

 

 

「あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが
輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる」