復帰者が働きやすい社会へ

みなさま、こんばんは。
三寒四温で、体調を崩す方も多くいらっしゃる様ですが
いかがお過ごしでしょうか?

 

 

先日とある転職相談者の方が、
「子供がいる状態で転職することがどれだけ大変か、
本当に実感しています」と涙目で語っていらっしゃいました。
彼女は学歴も経験も良く、モデル並みの外見で、
性格も謙虚で真面目。
非の打ち所がない素敵な女性にも関わらず、転職活動を
苦戦していらっしゃいます。

まだ小さいお子さんがいらっしゃり、今年の4月から保育園に
入るため、残業が出来ないこと、また入園後の呼び出し
懸念があり、企業側としてはなかなか採用できないことも
理解出来ます。

 

この様な話は、この女性だけではありません。
時間に制約がありながらも、仕事への情熱があり、スキルの高い方々。
日々面談しながら、本当に勿体ない、とつくづく感じています。

 

幸い最近はご理解ある企業様も増え、ご支援出来る可能性も
増えてはいますが、まだまだ社数は少ないと感じています。

 

反面、非常に恵まれた環境にいながら、さらに良い条件を
求め、転職を希望される方もいらっしゃいます。
・さらに時短期間を延ばして、正社員で働きたい
・残業は出来ないけど、フルタイムだから年収500万以上欲しい
・子どもに何かあった際は、いつでも有休がとれる環境希望  など

 

お気持ちは本当に良く分かるのですが、何か制限がある場合は
正社員での転職は難しくなります。

自分側の視点しかお持ちでないことも多々あり、その際には
その方々に合った例を挙げ、状況をお伝えさせて頂いています。

 

一例として、もし転職した際は、試用期間(6ヶ月など)中は、
有給休暇を取得出来ない企業も多いのです。
試用期間中に、お子様の怪我で有休が取れず3日間欠勤扱い。
再度試用期間やり直しとなり、揉めて退職したため、相談希望の方も
いらっしゃいました。

 

転職すれば、全てが解決できる、訳ではないのです。

 

現在は、妊娠出産で辞めない女性が増えています。
復帰後、その方々がどの様に働くかで、評価も変わってくると思います。

「復帰後、勤務時間は減ったけれど、その分効率よく働いて、
周囲に良い影響を与えている」など、一人一人が責任を持ち働くことで
復帰者に対するイメージも良くなります。

制度を当然と思うのではなく、会社側の視点を持ち、何を求められているか
感じながら働く必要性があるのではないでしょうか。
復帰出来ない環境や、恵まれない状況に泣く方が多いことも事実です。
充実した制度がある中で働く方々には、「自分はラッキーだし、関係ない」
と思うのではなく、その中で働くことが出来る有難さと、社会的な責任を
感じて頂ければ嬉しいです。

 

それが積み重なることで、もっと子どもが産みやすい社会となり、復帰者が
働きやすい社会に繋がると考え、日々求職者の皆様にお願いし、お伝え
しています。
子どもたちの時代は、さらに多様な働き方の出来る社会に、一緒に
変えていきましょう♪

 

「あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが
輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる」

 

株式会社KEY ROLE
兼吉ともこ