子育て中、「仕事で役に立てていない」と思った時にできること

起業当時からワーママ達の支援をしている中で
こんな声を聞いてきました。

・産休・育休明け仕事に戻ったら、これまでの
業務を他の人が担当して、浦島太郎状態に
なってしまった
・簡単な業務ばかりお願いされる
・管理職ポジションを外された
・時短勤務や保育園からの呼び出しで申し訳ない
・こどもがある程度大きくなるまで、先が見えない

「役に立てていない気がする」
「成長していない」
「何もやれていない」
多くの方が、そんな焦りや不安を口にします。

でも、本当にそうでしょうか?
できないことや、足りていないところに
目を向けているだけかも知れません。

■ 成長を感じるためにできること

こどもを生んでからの数年間
自分では変わっていない、と思っても
あなたは多くの事を学び、経験し
成長しています。
それを紙に書き出してみましょう。

例えば・・・
・料理を効率よく作れるようになった
・洗濯物を畳む時間が短縮した
・夫と家事シェアができるようになった
・人に素直に頼れるようになった

・本を●●冊、読んだ
・資格を取ったり、講座を受講した
・新たな友達・人脈ができた
・ 毎日15分自分と向き合う時間をつくることで
イライラしていた感情が安定した
・上司に、思ったことや希望を定期的に
伝えることで先のキャリアが描きやすくなった

書き終えたら、それを眺めてみてください。
「これだけのことをやってる、わたし、頑張ってるな」
と思えたらOKです。
まだ足りない、と思う場合は、
もっと小さなことでいいので、
思いつく限り書き出してみましょう。

■ウェルビーイング(より良い状態)を見誤らないために

LIFE SHIFT2(※)で紹介されている
ハル・ハーシュフィールドらの研究では、
週末に、まだ生まれて間もない赤ちゃんと一緒に過ごすか、
それとも遠方のセミナーで講師を務めて報酬を受け取るか
の選択を訪ねたところ、65%の人は、
子どもと過ごす時間よりも金を選んだが、
幸福感と人生への満足感が高かったのは、
家で子どもと過ごすことと選んだ人たち

のほうだった、そうです。
(※)アンドリュー・スコット/リンダ・グラットン著
東洋経済新報社

私たちは、責任感や経済的な理由から
自分のしあわせに繋がらない方を
選んでしまうことが良くあります。

人生100年時代になるのであれば、
子育て期間は約10数年~20年、
人生の5分の1しかないのです。

これからの時代はマルチステージになる
と書かれています。マルチステージとは、
複数のキャリアを持ち、多様な人生を歩むこと
転職でステージを変えたり、
副業でステージを増やしたり。
ボランティアや地域・市民活動を始めること、
時には自分探しの期間を設けることも、
新たなステージへの取り組みになります。

ママとしての役割を過ごす間に、
新たな人脈や横の繋がりを築いたり
SNS投稿や写真加工の腕を磨いたり
ブログを継続してみたり、
出来ることが沢山あります。

誰かや何かと比べるのではなく
あなたにとって、心地が良いこと
ご機嫌な状態でいるための選択を
してくださいね。

あなたのしあわせとチャレンジを応援しています。