ポジションに不満があるときは、上司に意図を確認してみよう

こんにちは、株式会社KEY ROLE 兼吉です。

転職相談の時、転職したい理由として
ポジションについてのご不満があります。
組織に属していると、異動など、予期せぬ
さまざまなことが起こります。
自分がやりたい仕事でないと、モヤモヤするし
やる気が出ないので成果に繋がらなくなり
「転職しようかな」と考えるのかも知れません。

3つの事例を紹介しますので、参考になれば嬉しいです。
※ 実際の事例を参考にしながら、当方で作成しています。

<1>
営業から、販促や商品開発部門に異動し、
自分に
合っているとやりがいを感じていた。
昨年営業に異動になり、営業とマネジメントをしている。
自分は数字を追うタイプではなく営業に向いていない
気がする。

この方は 「数字を追うタイプ」こそが営業向き
と考えていました。
思慮深く落ち着きがあり信頼される雰囲気の方で
自分は営業に向かないと思い込んでいました。
一方で数字は追わないといいつつ、達成率300%
という素晴らしい実績をお持ちでした。

「上司から何を期待されて営業職に戻ったと
思いますか?」と伺ってみたところ、
これまでトラブルや問題があった客先ばかりを
担当しているが、そういえば、自分が担当に
代わってから何事もない、とのこと。
営業の仕事で実績は重要だけれど、それだけでなく
顧客との信頼構築や問題解決力という点で
上司から期待されている、ということに気づきました。
ポジションの意図が掴めたので、
いまの仕事を続けてみます、とのことでした。

<2>
新卒入社で営業部にいたが、2年で管理部門に異動。
やっぱり営業をやりたいと、退職。

大手企業の営業職だったこの方は、上司から
営業よりも管理部門の方が向いていると言われ
異動になり、ショックを受けたそうです。
見返したくて、営業職をやるために退職。
結局、営業職で転職活動をしたものの、面接でも
営業向きでないと言われて営業事務職になりました。
管理部門に異動になった理由を深堀りして
1社目を退職しなければ良かった、と後悔する結果
になりました。

<3>
育児休暇復帰後、時短になり管理職を外されてしまった。
簡単な仕事ばかりでやりがいを感じない。
転職した方が良いのではないか。

復帰後、業務内容や求められていることが変わり
今までと違うことに、とまどいを感じる方は
多いかと思います。私自身も同じ経験があり、
会社のせいにしたり、焦ったり、当時は
ネガティブな想いが沢山ありました(苦笑)。

でも本当にそうでしょうか。
この方は管理職を外されたことに関して、
上司に理由を訊いていませんでした。
落ち着いて考えると、周囲は両立を応援するつもりで
負担がないように配慮してくれているのかも知れません。
まずは、管理職に戻りたいという自分の想いや
戻る条件(フルタイムなど)を上司に伝えないと
上司はあなたを誤解しているかも知れません。
安易に転職をすると、入社後はしばらく試用期間などが
あるために、有休休暇が取れません。
こんなはずじゃなかったとならない様に注意して下さいね。

 

この3つの事例に共通することは、
「ポジションの意図を確認する」ということです。
なぜ、このポジションになったのかを把握することで
自分の仕事への意味づけが出来るのです。
周囲は気づいても、自分にとっては当然すぎて
強みに気づいていないことが良くあります。
理由を知り、半信半疑でも、前向きにトライする内に
「案外このポジションも仕事内容も合っているかも」
と思え、新たな可能性に繋がるかも知れません。

もし上司に聞きづらかったり、客観的な意見を
知りたい方はご相談をお待ちしています。
みなさんのしあわせとチャレンジをいつも応援しています。


あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが

輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる」