パーツ or 細胞?

皆様、おはようございます。
いつもブログをお読み頂きまして、有難うございます。
爽やかな春の朝、いかがお過ごしでしょうか?

 

さて、色々な方と仕事の話をしてると、本当に色々な価値観があるな
と感じます。
その各個人の価値観と、会社のフェーズや理念、規模があっていると
より、仕事にやりがいを感じられるのではないでしょうか?

 

私自身、制度の整った企業でひとつのパーツとして約18年働いてきました。
営業部はイレギュラー対応が多く楽しかったのですが、手順が
決まっている事項が多いので、事務方はルーティーンワークになりがちでした。
成長出来ない環境と感じ、キャリアチェンジし、ベンチャーへ転職しました。
最初は、こんなことも自分でするのだ、と驚きを感じることもありましたが
上司は常にアイデアや考えを聞いて尊重して任せてくれましたし、
稟議なしに決定していくスピード感が嬉しく、自分には合っているように感じました。
その2つの相反する経験が今、起業し、役立っています。

 

先日転職支援した、ある女性は、それまでずっとベンチャーで活躍していました。
けれども、育児休暇中にふと、これからのことを考え、
「こどもを育てるためには制度が整い、働きやすい大手が良いだろう」
と大手企業中心に転職活動をしていたそうです。

前向きでストイックな彼女が、面接でアピールをすると、
「やる気は伝わるけれど、あなたはアシスタントだから」
「その業務に関しては他の人が担当するので、あなたはこの部分までだから」
と言われ、「私は、小さなパーツでしかないんだ」と落ち込んでいました。

 

ところが、先日某企業様にて面接した際に、私も同席させて頂いたのですが、
彼女に対し、社長がこんなことを仰ったのです。

「社員はひとりひとり会社の細胞です。
細胞のひとつひとつが元気でいてくれないと、周りに影響が出て、
他の細胞が 死んでしまう。
だから、活躍してほしいし、 新しい細胞を生み出してくれても
(=新規事業や社内ベンチャー、別会社など)全然かまわない」と。

その話を聞いた彼女は、感涙していました。
「大手を受ければ受ける程、自分の求めることと違うって感じていました。
でも、こどもがある程度大きくなるまでは、自分の好きな仕事は出来なくても
仕方がないって思っていました。でもそれは違うことに、気づきました。」と。

 

大手 or ベンチャー、どちらが良い、悪いではありません。
でも自分の適性を考えないと、企業も自分も不幸になってしまいます。
もしご自身で分からない時は、是非お手伝いさせて下さいね。

 

 

「あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが
輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる」

株式会社KEY ROLE  兼吉ともこ