なぜ彼女は昇進できたのか

こんにちは、株式会社KEY ROLE 兼吉です。

女性の相談者から、マネジメントに関する
ご相談を受けます。
自信がない、評価されない、昇進できない、と
様々な悩みを伺いますが、会社や上司から
求められていることが掴み切れていない
せいかも知れません。

 

先日、転職して2年ほどの知人女性に会いました。

女性の先輩や同僚マネージャー達よりも先に
部長に昇進したということで、思わず伺って
しまいました。

「どうして、先に昇進できたと思う?」

すると、こんな答えが返ってきました。

「女性マネージャーのみなさんはとても優秀なの。
数字意識も高いし、実績も良い方ばかり。
ただ、私が評価されたのは、
会社や上司のニーズを掴んで、それを
何も言わずに実行してきたからだと思う。
他の方は一回反論しちゃうの。
反応的に「それって無理です」とかね。
でも、結局やることになるので、勿体ないなと。
あとは、個人プレーが多いように想う。」

 

なるほど!!と彼女の言葉に納得しました。
「こうしたら、いいのに」「こうならば、いいのに」
と女性は自分の視点で判断することが多い、と
カウンセリングでも、自分自身にもその傾向はあると
感じていました。
会社や上司の視点はもっと高いところにあり、
まだ自分には見えていない景色である可能性も高いにも
拘わらず、自分の視点で反応・判断しがちです。

実は男性役員や経営者から、女性が仕事を一人で
抱え込みやすい話や反応的であることについて
良く相談を受けます。
例え、個人に与えられた数字であっても
それはチーム、部門、会社全体の数字の一部を
構成している、という意識が少ない、という話も
聞いていたので、余計に彼女の視座の高さを
尊敬しました。

 

彼女から学んだことは、まず言われたことを
反応的にならず、やってみるということ。
そして実際にやってみた上で、改善した方が
良いことがあれば報告・相談し、自分一人で
抱え込まず、上司や部下など周囲を巻きこみ
より大きい成果を挙げることだと。
もしピンときた方は、取り入れて、やってみて
くださいね。

あなたのしあわせとチャレンジをいつも応援しています。

あなたならではの「ROLE(役割)」をみつけることが
輝く人生のトビラを開く「KEY(カギ)」になる」